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紫外線が強くなる時期は車の色あせに注意!

色あせの原因や対策について詳しく解説

2023.03.31

WashPas

お出かけ日和が多くなる5月ころからは、日差しが強くなってくるので紫外線にも注意が必要です。
肌の日焼け対策はしていても、車には何もしていない……という方も多いのではないでしょうか。
実は、強すぎる紫外線は車のボディーにダメージを与える天敵!
しっかり対策をして、愛車を色あせから守りましょう。
今回は、車の色あせの原因や紫外線による影響、対策方法などについて解説します。

01 車の色あせの原因は紫外線

車の色あせの原因は主に紫外線です。
そのほかにも、さまざまな原因で色あせが起こります。
以下で詳しく見ていきましょう。

車の塗装の構造と紫外線による色あせ

車の塗装は4層構造になっています。
一番外側から順に、「クリア塗装」「上塗り」「中塗り」「下塗り」です。

クリア塗装は、車の表面に光沢を出すほか、ボディーを保護する役割があります。
上塗りは、実際のボディーカラーです。
中塗りは上塗りを補強するためにあり、下塗りは錆びを防ぐためにコーティングします。

色あせがはじまるのは、一番外側にあるクリア塗装が劣化してきたときです。
紫外線によりクリア塗装が破壊されると、新車当時の光沢は失われ、発色もくすんできてしまいます。

そのほか車が色あせる原因

紫外線以外にも、色あせる原因があります。 「水垢」「花粉」「鳥のフン」「鉄粉」の4つです。

【水垢】

水にはミネラル成分が含まれています。
これは雨水や水道水でも同様です。

ミネラル成分が車のボディーに付着すると水垢になり、そこにさらに水垢がたまってしまいます。 何度も水がたまって蒸発することを繰り返すと、塗装表面が割れてしまう可能性が高まるでしょう。 そのため、雨や洗車時の水分をそのままにしておくのは要注意です。

【花粉】

花粉には、ペクチンというタンパク質が含まれています。
ボディーに花粉がついた状態のまま水に濡れると、ペクチンが流れだしシミになります。
一度付着すると落ちにくいうえに、放置するとそのまま乾燥し収縮するため、塗装を傷める原因となるのです。

【鳥のフン】

鳥のフンは、強力な酸性の消化液が含まれています。
そのため、ボディーについたままにしておくと酸性の消化液により塗装が傷みます。
また、虫の死骸や樹液も同様です。

【鉄粉】

工場や線路の近くを通ると、ボディーに鉄粉が付着する可能性があります。
鉄粉が錆びると同時にボディーも錆びてしまうため気を付けましょう。

02 紫外線で色あせしやすいのは何色?

車にはさまざまな色がありますが、紫外線で色あせしやすいのは何色でしょうか?
色あせしやすい色と色あせがわかりにくい色を紹介します。

色あせしやすいのは赤色

塗装で一番劣化しやすいのは、紫外線を吸収しやすい赤です。
インパクトがありとても個性的な印象を与える色ですが、きちんとお手入れをしなければ顕著に劣化が現れます。
長年乗り続けるには、こまめなコーティングが必要です。
ほかにも青、黄色などといった原色系の色は、色あせしやすいといわれています。

色あせがわかりにくいのは黒やシルバー

色あせがわかりにくいのは、黒やグレー、シルバーです。
黒は紫外線を吸収するため劣化しやすいですが、見た目だけでいえば色あせがわかりにくいでしょう。

グレーやシルバーは、汚れが目立たない色としても知られています。
メタリック系のボディーであれば、より色あせがわかりにくくなるはずです。

また、白系の色は黄ばみなどが発生することもありますが、そもそも色あせしにくい色です。

03 紫外線が車に与える影響

紫外線が車に与える影響は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
主に以下の3つです。

車のボディーが色あせる

さきほども触れましたが、紫外線により車のボディーが色あせます。
紫外線の影響を一番先に受けるのは表面のクリア塗装で、その層が劣化することで色あせがはじまるのです。

レザーシートの劣化を引き起こす

紫外線による影響は車の外回りだけではありません。
窓ガラスを通り越して、車内にも影響を及ぼします。

レザーシートは、色あせやひび割れが起きやすい素材です。
特に本革製のものは、より紫外線の影響を受けやすく劣化が早まるでしょう。

レザーシートの劣化防止対策としては、直接シートをコーティングする方法があります。
また、UVカットフィルムを窓ガラスに張ることも有効な手段です。

ヘッドライトが黄ばむ

ヘッドライトや有機質の樹脂製パーツは、紫外線の影響を受けると黄ばむのが特徴です。
中古車のヘッドライト部分が黄色がかっているのを見たという人も多いのではないでしょうか。
黄ばみを防ぐには、劣化がはじまる前に専用のコーティングを施すのが良いでしょう。

04 紫外線による車の色あせ対策

車を紫外線の色あせから守るには、どのような対策があるでしょうか。
具体的な対策として、以下の3つがあげられます。
詳しく見ていきましょう。

屋根付きの駐車場を利用する

車は運転しているときよりも、駐車している時間のほうが長いという方がほとんどではないでしょうか。
色あせから守るには、車の保管場所にも気を付けなければなりません。
色あせの原因は、紫外線や雨、鳥のフン、花粉、鉄粉であるとわかりました。
そのため、すべてをシャットアウトするにはシャッター付きの車庫にとめるのが理想的です。
車庫がない場合は、屋根付きの駐車場を利用するのが良いでしょう。
太陽から降り注ぐ紫外線をカットすることができます。

車にカバーをかける

屋根付きの駐車場に保管したくても、住んでいる環境などにより青空駐車しかできないという方もいるでしょう。
そのような場合は、車にカバーをかけるのがおすすめです。

車を動かすたびに、大きいシートをかけたりたたんだりするのは多少めんどうかもしれません。
しかし、これが屋内で保管している状態に近づける簡単な方法なのです。

手間はかかりますが、愛車のかっこよさを長持ちさせるためにも、丁寧にカバーをかけましょう。

コーティングを施す

ボディーコーティングを施すことも色あせ対策として有効です。
もともとある塗装面をさらに厚くすることができるため、屋外でのさまざまな影響から守ってくれます。

コーティングを施すには費用がかかりますが、色あせを防ぐほかにも、洗車時間が短くなったり光沢が増したりなど、多くのメリットがあります。

05 車の色あせ対策にはこまめな洗車も効果的

大切な車を色あせから守るには、紫外線をシャットアウトしてなるべく直射日光を浴びないように対策することが大切です。

また、車が色あせる原因には、紫外線のほかにも花粉や鳥のフン、鉄粉などの汚れがあります。
このような汚れがついたら、すぐに洗い流すことが色あせから車を守る重要なポイントです。
そんなときは、手軽に洗車できる洗車機の利用がおすすめ!
洗車機でこまめに汚れを落として、車を色あせから守りましょう。

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