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車の冬支度はお早めに!季節の変わり目は車を要チェック

2022.09.27

WashPas

季節の変わり目は急に寒くなったり暑さが戻ったりと、目まぐるしく気温が変化します。急激な気温の変化に体がついて行けず、体調を崩しやすくなる時期ですよね。実は、季節の変わり目に起こりやすい急激な気温変化は、車にも大きなストレスをかけています。今のうちにしっかりとメンテナンスして、本格的な冬の到来に備えましょう!今回は、車の冬支度に備えてチェックしておきたい項目や、便利な車の雪対策グッズなどをご紹介します。

01 タイヤのチェック

季節の変わり目にまず確認しておきたいのが、タイヤです。タイヤの冬支度について、「空気圧のチェック」「冬タイヤへの履き替え」「タイヤチェーン」の3つに分けて詳しく説明します。

空気圧のチェック

外気の温度が急激に下がると、タイヤの空気圧も下がってしまうことがあります。空気は温めると体積が大きくなり、冷やすと体積が小さくなるという性質を覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。空気が冷え込んでくる秋口には、特に注意が必要です。タイヤの空気圧が下がると、車の燃費が悪化する恐れがあります。また、安定した操縦を行うことが難しくなるケースも!寒くなる時期には、タイヤの空気圧をこまめにチェックしましょう。空気圧は、ガソリンスタンドなどで確認してもらえます。

冬タイヤへの履き替え

雪国にお住まいの方は、冬タイヤへ履き替える準備が必要です。毎年のことですが油断せず、スタッドレスタイヤが摩耗していないかチェックしておくと安心ですね。また、転勤や引っ越しなどで初めて雪の降る地域で冬を迎えるという方は、早めにスタッドレスタイヤを準備しておきましょう。11月になると人気の冬タイヤが品薄になったり、タイヤ交換を行ってくれる業者が混み合ったりします。「タイヤ交換をする前に雪が積もって身動きが取れなくなってしまった……。」ということがないように、早めの交換がおすすめです。

タイヤチェーン

「日常生活でスタッドレスタイヤは必要ないが、万が一の積雪に備えておきたい……。」という方には、タイヤチェーンがおすすめです。普段は雪が積もったり凍結したりしない地域でも、突然の寒波に見舞われることがあります。そんな時に役に立つのが、タイヤチェーン!タイヤチェーンには従来の金属製のもの以外にも、ゴム製や布製など様々なタイプがあります。「タイヤソックス」と呼ばれる布製のチェーンは軽量でコンパクトに収納できるうえ、初めてでも簡単に装着できる優れもの。車をジャッキアップする必要がないので、チェーンの装着に自信のない方でも取り扱いが容易です。本格的な冬が来る前に備えておくと、安心ですね。

02 本格的な冬が来る前にチェックしよう

タイヤの他にも、本格的な冬が来る前にチェックしておきたい箇所を見ていきましょう。

冷却液(LLC:ロングライフクーラント)

冷却水はエンジンを冷やすための液体です。ロングライフクーラント(LLC)と呼ばれる薬品を水で薄めて、濃度を調整して使います。濃度が低いと凍ってしまうため、住んでいる地域の最低気温に合わせて調節する必要があります。冷却水は交換方法が難しく、有害物質を含んでいることから廃液をそのまま破棄することができません。整備士がいるガソリンスタンドやショップなどに依頼しましょう。

エンジンオイル

エンジンオイルは、エンジンの中にある金属の摩擦を軽減する役割があります。他にも様々な役目がありますが、寒くなってくるとオイルの粘度が強くなり、エンジンがかかりにくくなることがあるので注意が必要です。気温が冷え込んでくる前に、エンジンオイルを点検しておくと安心ですね。エンジンオイルの点検や交換は、ガソリンスタンドやカー用品店などに依頼できます。

バッテリーチェック

バッテリーは、エンジンをかけた時にスターターに電力を供給します。エンジン始動中はライトやワイパー、オーディオなどに電力を供給し、バッテリーも充電されるようになっています。エンジンを切った後に室内灯やライトをつけっぱなしにしていると、バッテリーに蓄えられた電力が減少してエンジンがかからなくなることも。いわゆる「バッテリーが上がった」状態になってしまいます。気温がマイナスまで下がるとバッテリーの性能が十分に発揮できない場合もあり、バッテリーが上がりやすくなります。冬が来る前に、バッテリーのチェックも忘れずに行うようにしましょう。

03 車の冬支度で知っていると役に立つ豆知識

車の冬支度を行う際に、知っていると役に立つ豆知識をご紹介します。例年は積雪のない地域でも、近年では突然の大雪となることも珍しくありません。いざという時に備えて、覚えておきましょう。

ウォッシャー液が凍らないように濃度を調節しよう

ウインドーウォッシャー液は、濃度が薄いと凍ってしまう場合があります。連日氷点下の日が続くような寒波が襲来した時には、ウインドーウォッシャー液を濃い状態にしておくと安心です。

積雪時にはワイパーを立てておこう

雪が降っている時は、ワイパーを立てておくようにしましょう。ワイパーのうえに雪が積もると、雪の重みでワイパーが曲がったり、破損したりする可能性があります。また、フロントガラスが凍ってワイパーが張り付いてしまうことも!雪はあっという間に10センチ以上積もることもあるので、油断せずにしっかりとワイパーを立てて駐車しましょう。

ディーゼルエンジン車の軽油は凍る

軽油は凍る性質があるので、一般に販売されているものと寒冷地では仕様が異なっています。ディーゼルエンジン車に乗っている方は、自分の車で寒冷地に行く時には注意が必要です。寒冷地では凍りにくい軽油を扱っているので、なるべく現地で給油するようにしましょう。

04 あると便利な車の冬対策グッズ

タイヤチェーンなど必ず準備しておきたい車の冬グッズの他に、万が一の大雪に備えて持っていると便利な車の冬グッズをご紹介します。

フロントガラスの凍結には解氷スプレー

冷え込んだ朝には、車のフロントガラスが真っ白に凍り付いていることがあります。ついお湯をかけたくなってしまいますが、フロントガラスが割れてしまう可能性があるので大変危険です。エンジンをかけて車のデフロスター(フロントガラスの曇り止め)のスイッチをオンにしても、氷が解けるまで時間がかかりますよね。そんな時に便利なのが解氷スプレーです。スプレーするだけであっという間に氷を溶かしてくれる優れもの!成分はアルコールなので、誰でも安心して使えます。

車に雪が積もった時に便利なスノーブラシ

車に積もった雪を落とすスノーブラシ(雪かき棒)を車に乗せておくと、いざという時に役に立ちます。車に雪が積もった状態で走行すると、一時停止した際に屋根の雪がフロントガラスに落ちて前が見えなくなり大変危険です。スノーブラシはホームセンターやカー用品ショップで販売されています。大雪警報に備えて準備しておきましょう。

05 雪道を走行したら下回りを洗浄しよう!

雪道の走行後は、車の下回りケアが必須です!特に高速道路を走った後は、下回りを洗浄して融雪剤をしっかり落としましょう。融雪剤がついたままの状態にしておくと、下回りが錆びつく原因になります。下回り洗浄は、洗車機メニューのオプションで選ぶことができますよ。車のボディーと同じように、下回りもしっかりと洗浄しましょう。

06 季節の変わり目には車もしっかりメンテナンスしよう

急激な温度の低下は、車にも大きなストレスとなります。季節の変わり目にしっかりと車をメンテナンスして、本格的な冬に備えましょう!

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