車の下回り洗浄ってしたほうがいいの?

洗車機で行う下部洗浄についてもご紹介します

2022.08.29

WashPas

車のボディにつく汚れは目につきやすいので気になる方も多いと思いますが、実は思った以上に汚れているのが車の下回りです。下回りをケアせずに放っておくと、車の性能に問題が起きる可能性も!今回は車の下回り洗浄について、汚れの種類やおすすめのケア方法などを詳しくご紹介します。

01 車の下回りってどんな汚れがつくの?

なかなか自分で確認するのが難しい車の下回り。「汚れているんだろうな……。」と思っても、目立たないので放置してしまっている方も多いのでは?車の下回りにつく汚れの種類によっては、特に注意したほうがいい場合もあります。また、どんな悪影響があるかについても、一緒に解説します。

水や泥

普段道路を走っているだけでも、知らず知らずのうちに車の下回りには汚れが付着します。主な汚れは、水や泥などです。水や泥などの汚れをそのままにしておくと、車の下回りが錆びてしまうことも!金属は錆びると耐久性が失われてしまいます。下回りには走行するうえで重要なパーツも多く含まれているので、定期的に手入れをするようにしましょう。

海水

海水浴などで海辺に行った後には、塩分を含んだ海水や砂などが車の下回りについています。海水などの汚れは、時間が経つと落とすのが難しくなるので、海に行った帰り道やその日のうちに洗うのが理想です。塩分を含んだ汚れは、下回りの金属部分が錆びつく原因となり、いわゆる「塩害」と呼ばれる害をもたらします。台風の後などは海岸沿いの道路にまで海水が浸水していることもあるので、海の近くを走行した後はしっかりと汚れを洗い流しましょう。

融雪剤

雪国に住んでいるドライバーは、冬季は特に下回り洗浄をしっかりと行う必要があります。雪が積もった道路には、凍結防止のために融雪剤が散布されています。高速道路などで、「融雪剤散布中」の作業車を見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか?融雪剤の成分は、塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの塩分です。融雪剤に含まれる塩分は、道路の凍結や積雪を防いでくれる優れものですが、車に付着したままにしておくと金属部分が錆びてしまいます。冬場は車の下部洗浄もこまめに行うようにしましょう。

02 車の下回りのケア方法

車の下回りをケアするには、様々な方法があります。費用や手間などを考慮して、自分に合った車の下回りケアを行いましょう。

洗車専門店やディーラーにお願いする

車の下回り洗浄は、洗車専門店やディーラーにお願いすることができます。ジャッキでリフトアップしてから、高圧洗浄機などで丁寧に洗ってくれます。車の下回りを実際に見ながら洗浄するので、どこか錆ついている箇所はないか、ひび割れがないかなど、下回りのトラブルを早期に発見できるのが利点です。下回りのコーティングなどにも対応してくれるので、本格的な下回りケアを希望する時には最適です。料金は数千円からと若干高めなので、注意しましょう。

自分で洗浄する

車の下回りは自分で洗浄することもできます。自宅にある高圧洗浄機を使うと便利です。持っていないという方は、コイン洗車場の高圧洗浄機を利用しましょう。「水洗い」のコースなら、300円ほどで使うことができます。ホースの水でも洗い流すことはできますが、水圧が強いとより効果的です。また、長いノズルの先から上向きに散水できる下部洗浄用の機械も販売されています。自分で何度も下回りを洗浄する人にはおススメですよ!

洗車機メニューの「下部洗浄」を利用する

洗車機メニューの「下部洗浄」を利用する洗車機で洗車する時に、オプションで下部洗浄を付ける方法もあります。洗車機なら、下部洗浄メニューを選択して洗い終わるのを待つだけでOK!高圧水で、下回りをきれいに洗ってくれます。料金も数百円とお手頃ですよ。手軽に下回りを洗いたい方に、おススメです。ただ、すべての洗車機に下部洗浄のオプションメニューがついているわけではないので、ご注意を!

03 洗車機での下部洗浄はどうすればいい?

洗車機を利用すれば、雪道の高速道路を走行した後や海へ遊びに行った帰り道に下部洗浄を済ませることができます。ここでは、洗車機で行う下部洗浄について説明します。

洗車機の下部洗浄の仕組み

下部洗浄を行う洗車機は床面に排水用のグレーチングがあり、水を噴射するバルブが設置されています。このバルブから上向きに高圧水が噴射され、車の下回りを自動できれいに洗ってくれます。洗車機の下部洗浄は、あっという間に車の下回りの砂や塩分を洗い流してくれるのでとても便利です。洗車機の中には下部洗浄がついていない機種もあるので、注意しましょう。

下部洗浄だけできるとは限らない

下部洗浄だけできるとは限らない下部洗浄ができる洗車機でも、下部洗浄だけ利用できる洗車機はほとんどありません。洗車メニューのオプションとしてつけることができるので、洗車する時に下部洗浄も一緒に行いましょう。料金は、洗車料金にオプション料金の数百円程度がプラスされます。ガソリンスタンドやディーラーに頼む金額に比べると、かなり安くなっています。労力や手間もかからないので、手軽にさっと下部洗浄をしたい時におすすめです。

04 自分で下部洗浄をする際の注意点

車の下部洗浄は、自分で行うことも可能です。しかし、下部洗浄を行う際にはいくつかの注意点があります。「自分で洗ってみたい!」という方は、下記の点に注意しながら行いましょう。

ジャッキアップはしっかり固定

自分で車の下部を洗浄する際には、ジャッキを使って下回りを見ながら行うと洗いやすくなります。しかし、ジャッキの使用中は思わぬ事故に注意が必要です。ジャッキがしっかり固定されているか、車が安定しているかなどをしっかり確認して、事故を未然に防ぎましょう。

水を当てる場所に注意する

水を当てる場所に注意する車は雨降りでも走行できるように作られているので、基本的に水をかけても大丈夫な仕様になっています。しかし、高圧で勢いよく水をかけると、内部にまで水が入り込んで故障の原因になってしまうことも!車の下部には、電気関係の部品も取り付けられています。タイヤの近くに設置されているABSセンサーなど、電気関係のパーツには水をかけすぎないようにしましょう。

電気自動車・ハイブリッド車の下部洗浄は?

近年少しずつ普及してきている電気自動車・ハイブリッド車(EV・PHEV)も、下部洗浄は通常通り行えます。しかし、充電中に下回り洗浄を行うと漏電の恐れがあり、火災を引き起こしてしまう可能性があります。大変危険な行為なので、充電しながら下部を洗浄するのは避けましょう。

車の下回りの汚れを放っておくと錆びの原因となり、車の性能に悪影響を及ぼす恐れがあります。車の下回りもボディと同じようにしっかり洗浄しておくと、車が長持ちします!愛車が故障しないように、こまめな手入れを心がけたいですね。

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